穂が出てから約40〜45日、黄金色の稲穂が垂れ下がると稲刈りです。早く刈りすぎると米が充実する前で収量が少なく、遅れると収量は増えますが、籾が熟れすぎて米の色やつやが悪くなります。タイミングが大切です。秋に夕焼けになると翌日晴れることが多いので、鎌を研いで準備をしておきます。
昔は草刈り鎌の古いものを稲刈りに使っていたようですが、明治の初め頃から稲刈り専用の鋸鎌を使うようになりました。刈り取る位置は田面から5〜6cmほど上です。右手に鋸鎌を持ち、稲株を左手で握って、順次刈り取りながら移動します。5〜6株で左手がいっぱいになると地面に置きます。これを「一手刈り」といい、もう1回の分と合わせた「二手刈り」で一把とします。藁などで束ね、その日のうちに稲架(はさ)に掛けるのが原則です。半日稲刈りをして、半日は稲を稲架に運んで掛けます。 |