9月3日 (種まきから125日目)登熟

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穀物の種子が次第に発育・肥大することを登熟と言います。稲穂が出て、開花・受粉すると登熟を開始します。稲の場合は、開花から約40~50日間が登熟期です。稲は光合成によりデンプンを生産し、胚乳に溜め、稲の種子であるお米を充実させていきます。

稲の一生は大きく二つに分けて考えることが出来ます。前半は、苗が成長して稲になり、穂を出すまでの成長期です。後半は、その穂に炭水化物を送り込んで溜め込む登熟期です。

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登熟の初期は、籾の中のお米はまだ固くなっていないミルク状で、甘い味がします。スズメはそれを知っているようで、この時点で吸いに来ます。私たちが食べるお米はこのミルクが固まったものです。

稲は昼間、太陽の光で光合成を行います。登熟期に晴天が続くと、光合成が盛んに行われて、お米はたくさんとれます。逆に言いますと、晴天が続く時期に登熟期になるように稲を栽培すると良いわけです。

日が沈んで光合成が出来なくなると、昼間に光合成で作ったブドウ糖を稲に送り込みます。これを「転流 (てんりゅう) 」と言います。夜間の気温が高いと、稲の呼吸が盛んになり、光合成で作ったブドウ糖を消費してしまいます。夜間は気温が低い方が良いわけです。昼間は暑く、夜間は涼しいという天候が理想的とされています。転流の量だけではなく、品質も良くなるそうです。一般に「寒暖差がある方が良いお米が出来る」と言われています。

登熟期には、光合成を活発にするために、葉緑素を増強するチッソを中心に肥料を施します。お米の出来具合や葉の色で判断し、数回施します。登熟期に施すこの追肥は、実肥 (みごえ) と言います。

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