7月5日 (種まきから65日目)中耕除草

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この「米作り5日おきウォッチング」では、米作りの流れとして除草剤散布の作業を紹介していますが、除草剤を散布せずに、稲の生育初期に除草する場合もあります。それが「中耕除草」という方法です。中耕とは、作物の生育の途中で、根ぎわの表土を浅く耕すことです。除草を兼ねるので「中耕除草」と言います。中耕除草には次のような目的・効果があります。

  1. 土を撹拌してほぐしますので、根に酸素が送り込まれ、呼吸や発根を促進します。また、肥料の吸収も促進します。
  2. 土中の有害ガス (硫化水素、メタンガスなど) を抜くことが出来ます。
  3. 雑草を防除出来ます。
  4. 除草剤を使用しないので無農薬栽培が出来ます。
  • 田植え
  • 爪
  • 爪2

これは、雁爪 (がんづめ) を使用しているところです。一番草と呼ばれる最初の雑草は、抜いたり刈ったりせずに、掻き取ってそのまま埋め込みます。雑草は枯死 (こし) して、微生物によって分解され、肥料となります。田植えの1週間から10日後、苗が活着したら第1回目の除草を行います。その後、10日ごとに2回行います。夏の災天下、太陽が燦々 (さんさん) と照りつけるなかで、土の照り返しを受け、汗を流しながらの重労働でした。しかも成長した稲がちくちくと目や肌を刺します。素手での除草は指先を傷めますから、この雁爪などが考案されました。

田植機

現在では、多目的田植機で除草が出来ます。
後部に除草機を装着します。

  • 田植機2
  • 稲

条間と株間を同時に除草出来ます。条間の除草は回転ロータで行います。株間の除草は左右に動くツースで行います。

  • 田植機3
  • 田植機4

土を撹拌することで田んぼのガス抜きも出来ます。

田植機5

多目的田植機の利用により、少ない労力での
中耕除草・無農薬栽培が可能になりました。

 

土のなかの藁などの有機質が発酵してメタンガスや
硫化水素などの有害ガスを発生する場合があります。

60日目・分けつ

70日目・溝切り