4月25日塩水選・消毒

中身の詰まった良い種籾を選ぶために塩水選を行います。中身とは、おもに胚乳のことです。胚乳は発芽から初期生育にかけて必要な栄養源ですから、この胚乳が多い方が良いわけです。充実した種子は発芽率が高く、根に活力があり、活着も優れています。

籾

しかし、見ただけでは、軽い籾と重い籾の区別はつきません。そこで、塩水選 (えんすいせん) を行います。籾を塩水につけます。胚乳が多い籾は重く、塩水につけたときに沈みます。浮き上がった軽い籾を取り除き、底に沈んだ重い籾を種籾とします。

塩水選1

塩水選は、明治時代に開発された方法で、これだけで当時の収穫量が一割も増えたと言われています。

  • 床土作り1
  • 床土作り2

まず、種籾についているヒゲのような芒 (のぎ) を除去します。芒があると、種まき機に引っかかるなどして、播種ムラが出来ます。脱芒機などを使いますが、少量の場合は種籾用のネットに入れた状態で、手袋をして揉むと除去出来ます。

  • 種籾1
  • 種籾2
  • 種籾3
升

種籾候補を、升 (ます) を使ってバケツに移します。この升は一升 (1.8リットル) 入る一升升 (いっしょうます) です。

塩水選2

まずは水だけによる作業です。バケツにホースで水を入れ、ぐるぐる掻き混ぜます。

  • 塩水選3
  • 塩水選4

まだ真水の段階で、かなりの量の籾が浮き上がりました。

塩水選5

浮いた籾を取り除きます。真水での作業をもう一度繰り返してから、塩水による作業に移ります。いもち病やばか苗病にかかっている籾も軽い傾向にあり、塩水選でかなり取り除けるようです。

土入れ

浸種