稲と衣食住稲はすてるとこなし

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稲は刈りとられたあと、分解されます。お米、糠 (ぬか) 、藁 (わら) 、籾殻 (もみがら) 。そして、そのすべてが生活に活用されます。衣・食・住の食はもちろん、衣にも住にも活用されます。人だけではなく、牛や馬にも、来年の稲のためにも、田の神様のためにも活用されます。まさに、稲には捨てるところはありません。
藁の一部は直接堆肥として田に返され、一部は牛の飼料として与えられ、また牛の糞として田に返され、土壌の力を回復させるために使われたりします。

残った藁は湿気で腐らないよう工夫した積み方で高く積まれます。こうして作られた藁小積みから、必要なときに藁を取り出して、藁細工でさまざまなものに加工します。藁細工はだれもが身につけておかねばならない大事な技術でした。

籾殻も保温材などに使われます。糠は糠漬けや飼料やせっけんにされます。そして、ほとんどのものが最後は土に還されて、翌年の稲の養分となります。究極のリサイクル製品といえます。

 

稲と衣