くぼたのたんぼ Kubota
 
 


日本の祭事の多くが田んぼの季節作業や農耕儀礼から始まっています。

田打ちは山の雪の消え具合、花の咲き具合を目安にし、八十八夜に種をまき、それから四十日たつと田植えにかかり、やがて稲刈りをして収穫を祝います。

それはまた、一年を通して田の神を祭ることでもありました。

昔、先祖の霊魂は屋根に昇り、村はずれの木に宿り、一年たつと山へ行って山の神になると考えられていました。大切な水源地の神になるのです。

山の神には特定の祠(ほこら)はありません。なぜなら、山の神は春になると田んぼに降り立ち、田の神となるからです。そして、収穫が終わると再び山の神となってかえっていきます。ですから、折り目ごとに、神の送り迎えの祭りが催されました。

トシということばは本来、稔(とし)であり、穀物の総称でしたが、やがて稲を意味するようになりました。そして一年草である稲のライフサイクルを一年と呼ぶようになっていったのです。




※祭事の内容、新暦・旧暦の選択による日程の決定は地方によりさまざまです。
 ここでは標準的な記述をしています。



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